今日の日記

2003年3月10日
海にて日の出を見た

太陽が照らす水面は
金色の道のようだった
僕だけに示されているようだった

「ここまで来いよ」
そう言っているような太陽は
しばらくすると雲に隠れた

道は消えた

その刹那に
岩場に打ち砕かれるて散る波が
波に数十億年打たれてきた岩が
あった

そこでは
大きな波が
大きく打ち砕かれるわけでもなく
小さな波が
大きく打ち砕かれることもあった

この2つの光景は
心の中に
侘びしさを映した
自然の摂理
侘び寂びの世界

好機は
その時しかないかもしれない
その後にまた来るかも知れない
大きそうに見えて小さいかも知れない
小さそうに見えて大きいかもしれない

再び雲の隙間から太陽が現れて
また道は僕を指し示した

それは数十億年間
毎朝繰り返された光景

卒業旅行という岐路の旅の中で
温泉の中から
裸で見たその光景は
僕の心に染み込んでいった

太陽が刹那に指し示す
僕だけの道を歩んでいこう
太陽が雲に隠れて道が消えても
大きな波、小さな波を選びながら
再び道が指し示されるのを
待ちながら

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